アクセルは、20世紀のイギリス人である。生まれながらに超人的な運動神経を持っていた彼は、その高い戦闘能力を以って自らが育ったスラム街の平定を成し遂げた。
しかしある日突然、アクセルは遠い未来へとタイムスリップしてしまった。恋人の「めぐみ」を元の時代においたまま……。それからというもの、彼は過去と未来、脈絡のない時間旅行に幾度となく見舞われた。あらゆる時代と国を彷徨い、彼の体感時間は既に何年もの長きを経験している。しかし、未だ元の時代に戻る方法は見つかっていない。

ある日、アクセルは一つの事に気が付いた。それは特定の未来より先に行ったことが無いという事だった。困り果てたアクセルの元に、一人の男が現れる。「お前がもしこの先の未来に行きたいのなら、『あの男』(ギアメーカー)に言伝をして欲しい」と。アクセルは何処にいるとも知れぬ『あの男』を探すために行動を開始する。

「いい加減って、良い加減じゃない?」がモットー。典型的な楽天家。物事をあまり深刻に考えず、アバウトに解決する。論理立てて話すことが苦手なため、周囲からは適当な人間と思われがちだが、投げやりな様子ではなく、あくまで建設的に、みんながハッピーになる答えを求めている。決して問題を放置するタイプではない。また、人情には人一倍厚く、困っている人を見過ごすことはできない。そして何よりも「死」の存在を激しく嫌い、どんな悪党に対しても命を奪うような制裁はしない。
女性好きではあるが、恋人の「めぐみ」を裏切る真似はしない。